【私のおすすめ】電子書籍・電子コミックで完結漫画を読もう

完結した漫画を電子書籍・電子コミックで読みたい人のためのおすすめ本紹介ブログ

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5巻以内で完結する短いジャンプ漫画!巻数が少ないおすすめ完結漫画25選

ジャンプ漫画と言えば、こち亀ONE PIECEのような巻数の多い長編作品が思い浮かぶ人は多いのではないでしょうか。

 

しかし、少ない巻数で完結しながらも、読みごたえがあったり、のちの作品への影響を感じられるような漫画も多く存在します。

 

その中には、人気漫画家の方が意図的に短く終わらせたと思われる作品もあれば、打ち切り展開にもかかわらず読者に大きなインパクトを残した漫画もあります。

 

本記事では、5巻以内に完結したジャンプ漫画で、電子書籍・電子漫画で読めるおすすめの25作品をご紹介します。

異星人との未知なる邂逅…おすすめ完結SF漫画

まずは、5巻以内で完結したジャンプ漫画の中で、異星人が出てくるSF漫画を紹介します。

レベルE(全2巻)

幽★遊★白書』や『HUNTER×HUNTER』でおなじみのジャンプ作家、富樫義博先生によるSF漫画です。

 

ドグラ星からやってきた知力は高いが性格に大問題アリの第一王子と、彼に振り回される側近、そして地球人の姿が連作形式で描かれています。

 

基本的にどのストーリーも短いですが、その分ストーリーテーリングの上手さが際立っています。ハラハラドキドキさせた上での意外なオチ、コメディチックな話の中に見える鋭いアイロニーなど見どころがたくさん。

 

巻数は少ないですが、濃い短編を読みたい、という人には自信を持っておすすめできる漫画です。

 

 
特に、小学生5人組が活躍するカラーレンジャーは少年漫画的なシュチュエーションでありつつも富樫作品らしさが見えて、おおすすめですよ。

 

 

ALIENS AREA(全3巻)

ALIENS AREAは、地球外からやってきた異星人とのかかわり方を丁寧に描いているSF作品です。

 

主人公の辰巳は、異星人に襲われたことをきっかけにエイリアン問題にかかわる「外5」という組織に所属することになります。ちょっとかわりものの上司、写楽とともに異星人と地球人のもめごと解決に紛争する辰巳ですが…。

 

主人公が対外組織に所属して戦うという一見王道なストーリーながら、「移民問題」「外国種の流入」などにも通じる繊細な描写もあります。

 

巻数が少ない中でも、なかなか考えさせられるおすすめジャンプ漫画です。

 

謎解きの醍醐味…おすすめ完結ミステリー漫画

ジャンプ漫画の中では珍しいミステリーもの、5巻以内で完結した作品の中でも有名どころと言ったらこちらの作品です。

人形草子あやつり左近(全4巻)

ヒカルの碁』『DEATH NOTE』で人気を博した小畑健先生による美麗な作画が魅力のジャンプのミステリー漫画です。

 

気弱な人形遣い橘左近は、明治生まれの人形右近を手に取った時、クールで頭脳明晰な名探偵に変貌します。

 

ミステリーとしてはメジャーなバディものですが、探偵の左近もおしゃべりな相棒の右近も実は同一人物、という点がこの作品の面白さを引き立てています。

 

作中で起こる事件はどれも悲惨で、時にかなりグロテスクです。その分金田一耕助シリーズなどのダークな世界観が好きな人にはたまらないと思います。

 

 
おすすめは、ミステリーの定番ともいえる連続殺人もの「豆州弐面鬼傀儡地獄」です。

 

少年ジャンプの王道!おすすめ完結アクション漫画

少年ジャンプは、『ドラゴンボール』『NARUTO』など数々の名作アクション漫画を生み出しています。5巻以内で完結したなかでも、設定の面白いアクション漫画を紹介します。

邪馬台幻想記(デジタル版全1巻)

『To Loveぶる』『あやかしトライアングル』の矢吹健太朗先生の初期ジャンプ漫画です。

 

今やちょっときわどいラブコメ作家、のように認識されているかもしれませんが、この作品は邪馬台国を舞台にした王道少年バトル漫画になっています。

 

暗殺組織の少年、紫苑が暗殺対象だった少女の倭国統一の理想に魅了され、二人で平和な世界を目指す物語です。

 

なお邪馬台国といっても、ヒロインは卑弥呼ではなく、その後継となった壱与。このチョイスが渋いですね。

 

紙のコミックでは全二巻でしたが、デジタル版は全一巻で完結しています。巻数が少なく、話的には打ち切りで消化不良な面はありつつも、世界観はとても魅力的です。

 

実は、のちの作品『あやかしトライアングル』にこの作品の流れを汲んでいるような描写がありました。作者のファンは必見だと思います。

COOL - RENTAL BODY GUARD -(全2巻)

ジャンプの異色テニス漫画『テニスの王子様』の許斐剛先生による、アクションストーリーです。

 

凄腕ボディーガードのCOOLの活躍を描いた作品です。COOLは普段はカセットテープでしかしゃべらないという変人。名前の通り、一見クールで冷たそうに見えますが、依頼人や仲間の危機が訪れると、クールからホットに切り替わり、熱くバイクを走らせて非道な敵を打倒します。

 

テニスの王子様』のハイテンションな描写は、すでにこちらの作品でも顕在。小難しいことを考えずに、楽しめばOKです!

 

なお、カセットテープって何?という若い世代は、ちょっと調べてから読むことをおすすめします…。

仄見える少年(全4巻)

『仄見える少年』は、個性的なキャラクターと美麗な絵が魅力的なホラーアクション作品です。

 

人助けが好きな少女哀別理久(あいべつりく)は、ある日片儺木伊織(かたなぎいおり)という少年に呼び出され、霊にとりつかれていると告げられます。伊織は地震霊媒師と名乗のるのですが、やる気はなさそうで…。

 

テンションが低いながら高い実力を持つ霊媒師の少年と、人を助けたいというまっすぐな気持ちを持つ理久の対比がうまくはまっている作品。また高い画力で描かれる怪異や除霊シーンの迫力もなかなかのもの。

 

夏の夜にはピッタリのおすすめジャンプ漫画です。

奇妙な味が癖になる…個性派おすすめ完結漫画

5巻以内で完結したジャンプ漫画の中でも、作者の持ち味が現れている個性派の作品を紹介します。

ゴージャス★アイリーン(全1巻)

ジャンプ漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の作者荒木飛呂彦先生の初期作品集です。

 

表題作の『ゴージャス★アイリーン』は、化粧によって暗殺者に変貌する少女を描いたアクション漫画。

 

独特のセリフ回しやアウトローな世界観は、『ジョジョ』好きにとってたまらないのではないでしょうか。アイリーンの美しさや決め台詞、とても魅力的です。アイリーンの話は2本しかありませんが、いつか続編を描いてほしいものです。

 

 
他の短編もオチが秀逸であり、星新一藤子不二雄などの奇妙な味の短編が好きな人には強くおすすめしたいです。

 

とくにおすすめなのが、『バージニアによろしく』。退屈な日々が続く宇宙航行の中、宇宙船に爆弾を仕掛けたという謎の男が現れ…というストーリー。最後のページの恐ろしさをぜひ味わってほしいですね。

魔少年ビーティ―(全1巻)

『ゴージャス★アイリーン』同じく初期の荒木作品にあたるのが、この『魔少年ビーティ―』です。

 

作品ジャンルとしては異色ミステリー漫画にあたるのでしょうか。頭脳明晰ながら決して正義の少年ではない主人公ビーティ―(B.T)の活躍が描かれます。

 

『ゴージャス★アイリーン』は女性主人公の強さを見せるジョジョ6部をほうふつとさせますが、『魔少年ビーティ―』は、ジョジョ4部っぽいかもしれません(日本の日常生活?が舞台)。

 

解説役の名前は素朴な少年の公一君ですし、わがままなダークヒーローのB.Tはすこし岸部露伴ぽいかも?

 

 

ジョジョ4部派なら、きっと楽しめると思いますよ。

 

なお、2024年には『最強ジャンプ』にて新生『魔少年ビーティ―』が読み切り(原案:荒木飛呂彦 作画:松谷祐汰)で描かれることになりました。原点と比べてみるのも面白そうです。

サクラテツ対話篇(全2巻)

封神演義』で中国古代の名作を独自解釈にて描き切った藤崎竜先生のドタバタナンセコメディ。

 

一等地に自宅があるため、税金の支払いで超貧乏な桜テツ。バイトに明け暮れる彼の前に、未来人や宇宙海賊などが現れて、テツの家の土地をめぐり争いを繰り広げる…というストーリー。

 

藤崎先生独特のナンセンスな世界観が本作では振り切れているため、ついていける人と脱落する人で二極化しそうな作品です。情報量が多いし、話の展開、オチもかなり独特です。おすすめできる人を選びそうな作品ですが、二巻と巻数が少ないこともあるので、個人的には藤崎ワールドに挑戦してみてほしいです。

 

なお、哲学をある程度知っている方なら『サクラテツ対話篇』のタイトルが、プラトンの著書を彷彿とさせることに気づくでしょう。

 

 
本作のキャラクターには、さまざまな哲学関係の人物名が使われています。

 

 

前半はただ名前を拝借しただけなのか、と感じるのですが、後半の展開を見るとまた印象が変わるかもしれません。

じんわり心にしみる…ほんわかするおすすめ完結漫画

5巻以内で完結したジャンプ漫画の中でも温かい雰囲気を持った作品を紹介します。

SAND LAND(全1巻)

いわずとしれたジャンプ漫画の代表作『ドラゴンボール』の作者、鳥山明先生の冒険漫画です。全一巻と短いながら、鳥山ワールドを味わえる完結漫画となっています。

 

砂漠だらけになってしまい、水不足に陥った世界。この事態を憂いた老保安官のラオは、幻の水源探しのために魔物の力を借りることにしました。これに名乗りを上げたのが悪魔の王子、ベルゼブブ。

 

じいさんと悪魔の少年による冒険が幕を開ける、というストーリです。

 

大ヒット作『ドラゴンボール』終了後に、作者が好きなことを好きなだけ描いたんだなあというのがしみじみ伝わってくる漫画です。

 

シンプルな線で機械と魔物を表現している上手さはさすがとしか言いようがありません。とても面白い児童書を読んでいるような爽快感があります。

 

 
童心に帰った気持ちで楽しめるおすすめ作品です。

賢い犬リリエンタール(全4巻)

ワールドトリガー』の葦原大介先生ジャンプ初連載作品がこの『賢い犬リリエンタール』です。

 

海外にいる両親から弟を連れて帰る、との連絡を受け楽しみに待っているてつことお兄ちゃん。ところが現れた弟は、しゃべる犬!!しかもその犬を狙うへんな男たちが現れて…、というストーリー。

 

とにかくかわいくてけなげなリリエンタールの魅力が爆発している本作。巻数少ないながら、涙腺ユルイ人なら何度も泣いてしまうこと必須です。

 

また銃を持った組織に追い掛け回されているにもかかわらず、絵本のようなファンタジックな展開でほっこりさせてくれます。

 

ツンデレてつことの関係性や紳士組などのキャラクターにも注目してほしいですね。

逢魔ヶ刻動物園(全5巻)

『逢魔ヶ刻動物園』は『僕のヒーローアカデミア』の作者、堀越耕平先生のジャンプ初連載作品です。

 

動物園でアルバイトを始めた女子高生、蒼井華。しかしアルバイト先は逢魔ヶ刻になると、動物たちが人間に変わる不思議な動物園でした。動物たちの呪いを解くためには、世界一の動物園を作る必要があるのですが…。

 

「動物園」というちょっと変わった題材を園長のウサギ男椎名をはじめ、キャラクターの魅力でしっかり味付けしている本作。水族館やサーカスとのバトルも目新しく、全5巻という巻数の少なさが惜しまれる作品でもありました。

 

優しい華の性格は、ヒロアカの主人公にもちょっと似ているかもしれません。心温まる読後感が癖になるおすすめ漫画です。

かわいい女の子が大活躍…ラブコメ+αのおすすめ完結漫画

かわいい女の子とのラブコメ、さらにその先のストーリーもしっかり構成されている作品を紹介します。

初恋限定。(全4巻)

ジャンプ恋愛漫画いちご100%』の作者河下水希先生によるバラエティ豊かな恋愛ストーリ。

 

愛するより愛されたい派のあゆみが告白されたのは、ごつい見た目の財津操。でもあゆみがきになっているのはその弟の衛。一方、あゆみの兄でシスコンの有二は、衛の思い人岬に惚れられて…。

 

主人公やヒロインが固定されておらず、様々な立場からの「初恋」模様が描かれているのが本作の魅力です。河下先生のかわいい女の子がたっぷり堪能できますよ。

 

またキャラクターの心理描写が非常に繊細に描かれている点も魅力的です。三角関係すら生ぬるい複雑なストーリーながら、巻数が少ない中でしっかり話をまとめた構成も見事。

 

男の子にも女の子にもおすすめの恋愛完結漫画です。

SHADOW LADY(全3巻)

SHADOW LADY』は『TIGER & BUNNY』の原案などで知られる桂正和先生が描くセクシーなアクションストーリー。バットマン好きの作者の好みが反映されているのか、アメコミ感を感じさせるジャンプ作品になっています。

 

普段は内気な女の子小森アイミ。しかし魔法の化粧道具マジックシャドウでメイクアップすると万能の怪盗「SHADOW LADY」に変身できるのでした。普段の鬱屈した気持ちを発散させるように盗みを楽しむ彼女ですが、自分を追いかける青年刑事に恋をして…。

 

ストーリー自体はシンプルなものですが、高い画力で描かれるラブコメ風の前半、バトルシーンがメインのシリアスな後半、どちらもしっかり楽しめます。全三巻と短いながら満足度は十分のおすすめ漫画です。

ダークな世界を堪能…ドラマティックな設定にはまるおすすめ完結漫画

漫画ならではのドラマティックな設定は、ダークな世界観を表現するのにちょうどよいもの。5巻以内で完結したおすすめのドラマティックなジャンプ漫画を紹介します。

MIND ASSASIN(全5巻)

医者と暗殺者、2つの顔を持つ主人公が、苦境にある人々を救おうとあがくヒューマンストーリーです。

 

主人公の奥森かずいは、普段は温厚でちょっとドジな開業医。しかし彼はかつてナチス・ドイツで開発されていた秘密の暗殺能力を受け継いでいました。

 

彼の前には、恋人に裏切られた女性やトラウマを負った暗殺者、など救いを求める人々が現れます。かずいは精神と記憶を壊す力を使って彼らの人生をリセットしていきます。

 

ジャンプ漫画ながら、青年誌のようなビターな雰囲気が魅力の作品。人はどうしたら幸福になれるのか、短い巻数の中で考えさせられるストーリーが多いです。ただダークなだけでなく読み終わった後にほのかな幸福感を感じさせるところがこの作品の凄いところですね。

人造人間100(全5巻)

家族を皆殺しにされた少年あしびが、敵である人造人間の最高傑作No.100と手を組んで、人造人間を滅ぼそうとするダークファンタジーです。

 

人類最強の敵ながら愛嬌を感じるNo.100と主人公との不思議なバディ関係が、緊張感を感じさせる独特のストーリーが魅力です。

 

中盤はアクション的な要素が強くなりましたが、人造人間がどうして生まれたのかという根源の謎を明らかにし、その謎に登場人物たちが向き合った末の幕引きは、短いながらも非常に鮮やかでした。

 

 

 

人間とその敵という組み合わせのバディものが、どのような決着を迎えるのか、ぜひ読んで確かめてみてください。

短くても面白!…おすすめ完結スポーツ漫画

短い巻数の中でスポーツの面白さを伝えるのはなかなか難しいもの。にもかかわらず、5巻以内でもしっかり面白いおすすめのジャンプスポーツ漫画を紹介します。

シューダン!(全4巻)

『シューダン!』は、サッカー漫画では珍しい小学生のサッカーチーム(サッカー少年団)を描いたジャンプ作品です。

 

主人公の桜田創始は、親に言われてなんとなくサッカーをやっているという小学校6年生。所属しているチームは全体の中で中の下。そんな緩い雰囲気の中に加入してきたのは、七瀬晶という女の子。男子の中でも引けを取らない実力をもつ彼女の存在が、チームの意識を変えていって…。

 

小学校高学年という特別な時間の中で、男子と女子が同じサッカーチームで活き活きとスポーツを楽しむさわやかなストーリー。感情移入しやすい主人公たちキャラクターの動かし方、感情の描き方にもうまさを感じます。

 

 

LIGHT WING(全3巻)

続けてサッカー漫画をもう一本。リアリティある『シューダン!』とはある意味対極をなす派手なジャンプのサッカー漫画です。

 

サッカー実力者の天谷吏人が、弱小で真面目にサッカーすることを諦めたサッカー部の目を覚まさせ、全国を目指すというストーリーです。

 

最初から1対100人のサッカー勝負で完全勝利するというトンデモ描写。ありえないだろうと引いてしまう人もいるかもしれません。

 

しかし、サッカー漫画のライバルの域を超えている悪役が出てきたり、覚醒シーンがやたらにかっこよかったり、読むごとにバトル漫画のような展開がやめつきになってしまう作品です。

 

特に巻数が少ない中で最終目的までたどり着いた3巻の熱量はなかなかのもの。好みが別れる作品ではありますが、一度読んでみてほしいおすすめ完結漫画です。

ツーオンアイス(全4巻)

ツーオンアイスは、シングルの陰に隠れてしまいがちなフィギュアスケートペア競技に焦点を当てたジャンプのスポーツ漫画です。

 

テレビで見た天才フィギア少女に憧れて独学でスケートをしていた少年が、東京で憧れの彼女と再会し、ペアフィギアの世界に足を踏み入れるというストーリー。

 

思春期の男女が近距離で接近しあうことへのむずがゆい感情、命を預けられる他者に出会うことのすばらしさ、とても細やかな心情が丁寧に描かれています。

 

また青春がまぶしい主人公ペアに対して、ライバル選手の病みっぷりもなかなかすごいです。

 

巻数が少なく、打ち切りだと思われる終わり方ではありますが、後半はしっかり盛り上がり、最終回はきれいに終わります。

 

短い中でもじっくりストーリーを楽しみたい人におすすめできる漫画です。

 

着眼点が面白い!個性的なおすすめコメディ漫画

一話完結が多いコメディ漫画は、短くても楽しめるものが多いです。その中でも着眼点が面白いおすすめのジャンプコメディ漫画を紹介します。

ごっちゃんです!!(全5巻)

こちらは、相撲部を舞台としたジャンプのコメディ&スポーツ漫画です。

 

ただの酒屋の息子なのに、大関の息子と勘違いされて相撲部に入部した(実は相撲歴ゼロの)ごっちゃん=後藤秀樹のお話。ちょっときわどいコメディでもありながら、相撲の試合もちゃんと楽しめる漫画だと感じました。

 

謎の自信に満ち溢れたごっちゃん他、相撲部のキャラクターもなかなか個性があって、面白いです。

 

勢いで読めてしまうギャグ相撲漫画として、おすすめです。

烈!!!伊達先パイ(全2巻)

『忍者と極道』でヒットを飛ばしている近藤信輔先生が、ジャンプ作家時代に書いたコメディ漫画です。

 

学校で大人気の美人、伊達愛(めご)ちゃんと付き合うことになった片倉の前に現れたのは、妹愛がすぎる愛の兄、伊達まさし。大の伊達政宗好きに狙われることになった片倉の運命は…?という、戦国関係に見えて実は戦国全く関係ないコメディ漫画です。

 

とはいえ、登場人物名含め、随所に散らばっている東北、伊達政宗ネタは戦国好きにはニヤリとさせるもの。独特のテンションの高さが魅力的なおすすめ漫画です。

 

ミタマセキュ霊ティ(全5巻)

霊がたくさん出てくるけれど、怖くないオカルト(?)コメディです。

 

100体弱の背後霊が日常化している、超冷媒体質の女子高生羽瀬玲奈(ハゼレナ)。その前に現れたのは、「セキュ霊(レ)ティ」御霊浄(ミタマジョー)。別に霊に困ってないハゼレナと、彼女を霊から守ろうとするミタマのドタバタが描かれています。

 

 

この作品の魅力は、背後霊!

 

おじさんから子どもまで、キャラクター付けがしっかりしていてかなり面白いです。ヒロインの個性も巻が進むごとに増していき、味わいがある世界観が楽しめますよ。

 

どちらかといえばシュールな作風で、くすっと笑えるジャンプのコメディ漫画を探している人におすすめです。

ジャンプ+からの個人的おすすめ漫画

ジャンプのアプリ、ジャンプ+でも本誌に負けず劣らずの名作が連載&完結しています。その中から個人体なおすすめ2作品を紹介します。

タコピーの原罪(全2巻)

『タコピーの原罪』は、2023年の「このマンガが凄い!WEB版」で3位を獲得したタイザン5先生の衝撃作品です。

 

簡単に言えば、宇宙から来たハッピー星人・タコピーが、凄惨な環境に置かれている小学生の少女しずかちゃんを幸せにしようとタイムループをする話です。このように描くとタコピーがとてもいいやつに見えますが、実際に読んでみると人の闇を認識できないタコピー自体にもうすら寒い恐怖を感じると思います。

 

タコピーとかかわることでどんどん闇に堕ちていくしずかちゃんの姿、しずかちゃんをいじめていたまりなちゃんの救いようのない背景など、目をそむけたくなる容赦ないストーリー展開が続きます。

 

はっきり言って鬱マンガですが、タイムループの結果やタコピーの背景など気になる要素がたくさんあるので、読むのを止められないのです。

 

最後にしずかちゃんは笑ってくれるのか、ぜひ自身の目で確かめてほしいです。

雀児(全3巻)

世の中には、『アカギ』や『咲』など様々な麻雀漫画がありますが、その中でもかなり異質の作品がこの『雀児』です。

 

なぜなら、この漫画の舞台は幼稚園、その発想に脱帽です。

 

念願の幼稚園教諭になったナコ先生ですが、就職先は幼児教育にマージャンを取り入れているという狂気の幼稚園でした。

 

麻雀素人のナコ先生は早速振り込んでしまい大借金を作る(幼児相手に)ですが、その窮地を助けてくれたのが麻雀の天才雀児(幼児)でした。やがて、ナコ先生は保育業界の教育指針をめぐる麻雀対決(幼児同士の)に巻き込まれていくのですが…。

 

何を言っているのか分からないけど、興味が出てきたという人はぜひご一読を。

 

 

麻雀好きにはもちろん、麻雀素人でも雰囲気で十分楽しめるジャンプの麻雀漫画です。

番外編


仏ゾーン(文庫版全2巻)※電子書籍版なし

仏ゾーン』は『シャーマンキング』の武井宏之先生が描いた仏教バトル漫画です。

 

弥勒菩薩の生まれ変わりとされる少女-サチと、彼女を導く千手観音の少年-センジュの冒険譚。二人は敵となる仏ゾイドや、天竜八部衆と戦いながら仲間とインドを目指します。

 

ジゾウに、大日如来、アシュラなど、仏教の世界観を少年漫画のストーリーにうまく落とし込んでおり、短い中でも武井先生独自の和風なテイストがしっかり味わえる作品です。

 

シャーマンキング』と関連する人物も何人か登場してくるので、新作アニメで興味を持った方もぜひ読んでほしいおすすめのジャンプ完結漫画です。

 

なお、この作品は2024年時点でもまだ電子書籍化されていないため、紙版(文庫版)で購入してください。本サイトの趣旨からは対象外になるのですが、ぜひおすすめしたい作品なのであげておきました。

 

 

この記事では、5巻以内で完結する関数が少ないジャンプ漫画を紹介しました。

 

普通の週末にも一気読みできるちょうどよい長さ、それが5巻以内の魅力です。気になった漫画はぜひまとめ買いしてみてください。